FX初心者が陥る罠の代表格は、最強の手法を探し回る事です。
そんなモノは存在しないとわかっていながらも、無意識レベルでその思考が染み付いている人が非常に多いです。
勝てなくなったら新たな手法を探し求めて負のループに陥る初心者トレーダーの方に、今回私が使っている高勝率かつリスクリワード比1対2以上を狙っていけるトレード手法をご紹介したいと思います。
この手法だけひたすら繰り返すだけでも十分に専業トレーダーとして食っていくことは可能(ある程度の運用資金があれば)ですので、しっかりと覚えてください。
そして、大事なことは1つの手法をひたすら使い続けることです。
勝っても負けてもひたすら使い続けて、この手法のエキスパートを目指しましょう。
レンジ相場とトレンド転換局面のみで使えるチャートパターン
多くのトレーダーがまず最初に教わるトレード手法は、トレンドの押し目買いと戻り売りではないでしょうか。
実は、これが非常に大きな罠です。
トレンドの押し目買いと戻り売りは、非常に高度な売買手法で、初心者がいきなり使う手法ではありません。
実際の相場でどこが押し目と戻りの最後なのかを判断するのは非常に難しいことなのです。
初心者がまず最初に覚えてほしいことは、レンジ相場でのトレードです。
レンジ相場でエントリーして、あわよくばトレンドの転換を狙っていこうというスタイルのトレード手法です。
パターンのセットアップ
- サポートレジスタンスを特定する
- サポートレジスタンスに急騰もしくは急落で到達する
- サポートレジスタンスに到達後、そのラインをブレイクする
- ブレイク後、すぐにヒゲで戻して終値がサポレジラインの内側で確定すること
- 終値が確定したらエントリー
- ストップはヒゲの少し上 ターゲットはストップ幅の2倍
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勝率を上げるために
- サポートレジスタンスに到達する前に必ず急騰急落があることを確認する
- サポートレジスタンスに急騰急落で到達した後、ブレイクすることなくサポレジに張り付いたレンジ相場に突入したらパターンは無効
- 1時間足以上の時間足だと勝率が高い
- ヒゲで戻している時は必ず終値の確定を待ってエントリーすること。焦ってエントリーしてはならない。
- ヒゲは長ければ長いほどよい。
この手法の根底にある考え
この手法は、急騰急落の誘惑に負けて飛び乗ってきた負け組トレーダーたちのストップを狩りとったことを確認してからエントリーする手法です。
ウサインボルトが100m走と同じスピードで1kmは走れないように、突発的な値動きというのは長くは続かないという相場の法則を組み込んでいます。
突発的な急騰急落に魅せられた負け犬たちのストップ注文が新たな相場を作っていくのです。
急騰急落でサポートレジスタンスをブレイクしてきた時は、高い確率でダマシであるということを頭に入れておいてください。
そして、ジワジワとした値動きでサポートレジスタンスに到達してからのブレイクというのはホンモノのブレイクである可能性が高いです。
サポートレジスタンスに到達する前の値動きをしっかりと見極めることが、この手法の勝率を左右します。