【FX初心者必見】FXトレードで実践で使えるインジケーターのすすめ

 
 
FXトレードにおけるテクニカルインジケーターは、様々な種類があり、初心者が陥る沼の1つでもあります。
 
テクニカルインジケーターを使う上で大切なのが使うものを絞ることと、勝っても負けても使い続ける一貫性です。
 
あれもこれもと様々なインジケーターをチャートに表示させ、一番大事な価格の値動きが見えなくなってしまうほどのインジケーターを入れている初心者トレーダーは非常に多いです。
 
そして、勝てなくなると新しいインジケーターを見つけてきて、入れ代わり立ち代わりいろいろなものを使いまくるのです。
 
そもそも人間の脳みそは、情報量が多ければ多いほどバカになるということが科学的に証明されています。
 
20年前のパソコンで最新のアドビのソフトを5個くらい立ち上げるとフリーズするように、人間の脳みそもこれと全く同じことがおきます。
 
判断の基準となるインジケーターは少ないほうが良いのです。
 
そして、FXトレード全体でも言えることですが、一貫性がとても大事です。
 
初心者が使う日本刀は、達人が使う木の棒には勝てないのです。
 
その道を極めるという強い決意が大事です。
 
あなたがテクニカルインジケーターを使う理由はなんですか?
 
チャートをスロットマシンのように華やかにするためですか?
 
それともお金を稼ぐための判断基準として使うためですか?
 
もし、後者であるのなら、これからあなたにお話することはきっとお役に立てるはずです。
 
 

テクニカルインジケーターを選ぶポイント

 
これからあなたがトレードしていく上での相棒となるインジケーターを選ぶための方法として、以下の3つの基準を満たしているインジケーターを使うことをおすすめします。
 
  1. 相場の方向を教えてくれるインジケーター
  2. 相場のボラティリティを教えてくれるインジケーター
  3. 相場のタイミングを教えてくれるインジケーター
 
この3つの基準を満たしているインジケーターをそれぞれ組み合わせて使っていくのが非常に有効です。
 
 

相場の方向を教えてくれるインジケーター

 
この類のインジケーターで最も有名なのが移動平均線です。
 
おそらく世界で最も使われているインジケーターではないでしょうか。
 
移動平均線には様々な種類があり、単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)など、他にもいろいろな種類の移動平均線があります。
 
移動平均線の種類は完全に自分の好みで選んで構いません。
 
どの移動平均線が有効か?とか考えだしたらキリがありません。
 
大事なのは、自分の使い心地です。
 
自分自身の目で見た時にトレンドがキレイに見えるものを使えばよいのです。
 
そして、これは移動平均線の期間を決めるときも同じです。
 
自分自身が最も見やすく、最も信頼の置ける種類、期間を決めて、それをずっと使い続けることが非常に大事になってきます。
 
自分で決めた移動平均線の種類、期間での達人になることを目指しましょう。
 
 
 

相場のボラティリティを教えてくれるインジケーター

 
この類で有名なのはATR(Average True Range アベレージトゥルーレンジ)です。
 
指定した期間の平均ボラティリティを表してくれる、非常に便利な指標です。
 
ボラティリティを図るインジケーターは他にもADRやボリンジャーバンドなど、色々なものがありますが、これも自分にあったモノを1つ見つけて、それをずっと使い続けることが大事です。
 
自分がトレードする銘柄の平均ボラティリティを頭に入れておくことで、平均からだいぶ乖離したところでの逆張りを仕掛けたり、ボラティリティが長い期間平均よりも小さい値幅で推移している時は次の動きは大きなものになることを想定できたり、利食いや損切りの目安として使ったり、様々な使い方ができます。
 
実際のところ、ボラティリティを図るのにはインジケーターは必要なく、下記のサイトでも平均のボラティリティは確認できます。
 
 
こちらのサイトでは、通貨と金の平均ボラティリティを調べることができます。
 
チャートを極限までシンプルにしたいミニマリズム精神をお持ちの方は、下記のサイトでボラティリティを調べるといいかもしれません。
 
 

相場のタイミングを教えてくれるインジケーター

 
相場の方向がわかり、相場のボラティリティがわかったら、次に必要なのが、いつトレードを仕掛けるのかを教えてくれるインジケーターです。
 
この類の有名なものは、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標です。
 
上記で述べたインジケーター2種と比べると、比較的どうでもいいのがこのタイミングを図るインジケーターです。
 
ぶっちゃけた話、オシレーターでタイミングを図るよりも、ローソク足のプライスアクションでタイミングを図った方が速く正確なトレードを仕掛けることができます。
 
基本的にテクニカルインジケーターは価格を公式にはめて人の目に見やすくするためにグラフ化したものであって、純粋な価格と比べると全てにおいての劣化版です。
 
つまり、ほとんどのテクニカルインジケーターは価格の後を追いかけていて、純粋な価格が最も速くシグナルを出してくれるのです。
 
どうしてもグラフ化されたオシレーターを参考にしてトレードをしたい方は使えばいいと思いますが、私はローソク足でタイミングを図ることを推奨します。
 
 
 

インジケーターはトレードに絶対に必要なものではない

 
そもそも論ですが、トレードにインジケーターは極論必要ありません。
 
ローソク足だけでも十分トレードできます。
 
多くのトレーダーがなぜインジケーターを使ってトレードしているのか?
 
それは、自分のトレードの優位性をわかりやすくするためです。
 
相場に対しての自分の優位性をしっかりと認識した上で、その優位性をわかりやすくする手助けをしてくれるインジケーターは何なのか?を自問自答してからインジケーターを選ぶことが大事です。
 
多くの人が、インジケーターそのものから優位性を見つけ出そうとします。これが最大の落とし穴なのです。
 
インジケーターは、あくまでもトレーダー自身の優位性を補助するものであって、インジケーター単体にはなんの優位性もありません。
 
この視点をずらさずに使うインジケーターを選ぶことで、あなたのトレードのパートナーとなるインジケーターが見つかるはずです。