GBP/USD 日足にて買いのバタフライ(もしくはディープクラブ)パターンが出現

ポンドドルは現在、非常に興味深い局面に到達しています。
このハーモニックパターンが失敗に終わった場合は、今後しばらく下がり続ける可能性が高い、ロングの最後の砦とも言える局面です。
ベージュ色の価格帯に突入した時の値動きは要注目です。
この価格帯で、ロングを制圧するような値動きと、ダイバージェンスが確認できたら、非常に強力な反転のシグナルとなります。
とはいえ、これは日足なので、しっかりと反転シグナルが確認できるまではあと1~2週間はかかりそうな感じです。
短期的なトレードでは、まだまだショートが優位ですが、ショートポジションは欲張らずに、コツコツと利食って生きたい局面ですね。
1時間足で見る、最後の下落を狙えるゾーン

短期的な方向はまだショートですが、現在の状況でショートポジションを握るのは論外です。
一旦、強い上昇を確認しないことには動けない局面となってます。
急騰でベージュのゾーンに到達した時に、オシレーターがダイバージェンスを起こしていれば、強いショートシグナルとなります。
強い上昇が確認できずに、このままジワジワと下がり続ける場合は、ショートでエントリーすることは一切考えず、ロングを虎視眈々と狙っていきます。
日足のハーモニックパターンは最も優れた転換のサイン
私の経験上、日足以上の時間足で出現したハーモニックパターンは、非常に優れた転換のサインです。
そして、この局面は、最も価格が荒れやすく、甘いロングポジションを一掃するような強烈な下げがきてから反転する可能性が非常に高いです。
なぜなら、誰しもが認識できて、強そうに見えるサポートほど、一度否定してから反転するという相場の性質があるからです。
明確なシナリオを持たない負け組トレーダーは、こういうところで往復ビンタを食らって資金を一気に減らします。
このままジワジワ下がり続けるならロングのみを狙い、一旦強い上昇を見せてくれるのなら、短期的なショートを持ちながら買い場を探していくというのが、今後1~2週間の私のシナリオです。
このゾーンが転換点となるのか、それとも一旦の戻り目をつけてからまた再度下がるのか、それともこのゾーンを無視してそのままズルズルと下がっていくのか、実際はどうなるかなんてことは究極的には分からないし、ぶっちゃけどうでもいいことです。
我々トレーダーに出来ることは、自分の行動指針となるシナリオを持ち、常にシナリオと相場状況を照らし合わせて、休むべき時はしっかりと休み、チャンスの時に躊躇なく引き金を引くことだけです。
それでいて、勝っても負けても常に自分の認識、判断、行動を見直し、改善点を見つけて、日々成長を重ねていくのがトレーディングです。
相場がどう動くか?にフォーカスするのではなく、この相場を自分はどう認識して、どう判断して、どう行動したのか?にフォーカスすることが非常に大切です。
相場の方向は自分1人のチカラではどうやっても操ることは出来ません。
しかし、自分の認識、判断、行動は、全て自分自身で管理することが出来ます。
自分のチカラではどうすることも出来ない強大なモノにフォーカスするのではなく、自分のチカラの範囲内にあるモノにフォーカスすることで、真の成長を体感出来ると私は思っています。
ここで、私の人生に気づきを与えたある名言を紹介したいと思います。
お前の立つところを深く掘り下げよ!
その下には泉がある!
―――フリードリヒ・ニーチェ
では、今回はこのへんで!