FXトレードで成功するためには絶対不可欠な3つのMとは・・・負け犬トレーダーとスーパートレーダーの決定的な違いを3分であなたに説明します。

 

Money(マネー) Mental(メンタル) Method(メソッド)の3M

 

この3つのMのうちどれか1つでも疎かにするとあなたの行く末は破滅しかありません...

少し過激な表現かもしれませんが、これは紛れもない真実です。

この3つのMについての基礎をしっかりと学ぶことはもちろんですが、トレードをする中でもこの3つのMについて学んだことをしっかりと実践しなければなりません。

Money(マネー)とは、資金管理のことです。

Method(メソッド)とは、トレード手法のことです。

Mental(メンタル)とは、トレードをする上での心構えや考え方のことです。

多くの人が学ぶことはするのですが、いざトレードをすると学んだことなんかすっかり忘れて自分の欲望を優先したり、マーケットの恐怖に押し負けたりして自分で自分を破滅させているのです。

これは多くのトレーダーが自分自身で破滅することに合意しているということです。

「そんな事合意してねーし」とヤジが飛んできそうですが、そもそも一般的な人生を歩んできた人間の脳みそは、マーケットにおいては破滅するようにできています。

人間の脳みそは、マーケットでは絶対にしてはならないといわれる「損大利小」の考えがプログラミングされているからです。

この事実をアメリカの行動経済学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが世界で初めて展開したプロスペクト理論はあまりにも有名です。

後にダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞しています。(エイモス・トベルスキーは亡くなられたため受賞していません)

トレードで成功するためには、脳みそにプログラムされた「損大利小」の仕組みを一新しなければなりません。

何も学ばずに、もしくは学んだことを実践するという固い決意を持たずに、そのままでの価値観、考え、思考、意識のままでは、どう頑張っても破滅するしかないということです。

とは言っても、人間は脳みそに逆らうことなんて基本的にはできません。

どんなに頑張っても1週間水を飲むことを我慢できないように、脳みそに逆らうというのは現実的な道ではありません。

じゃあどうすればいいのか?

その答えは、逆らうのではなく「受け入れて理解する」のです。

北風と太陽の話のように、人間は押さえつけようとすると必ず反発します。

押さえつけるのではなく、受け入れて理解し、共存するのです。

完全に脳にプログラムされた「損大利小」を消去することはできません。

しかし、その一面を理解したうえで、また別の一面を作り上げることは可能なのです。(もちろん訓練は必要です)

自分の脳みそにプログラムされたこのシステムを受け入れて理解しないことには、3つのMをしっかりと学習したところでそれを貫き通すことはできません。

多くの初心者がトレードで勝てないのは、「自分自身と人間の原理原則についてあまりにも無知である」からに他ならないのです。

古代中国の孫氏の兵法にも、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」といった格言がありますが、
多くのトレーダーが、敵(手法)ばかりを模索し、自分自身を理解しようとしていません。

自分自身とそもそもの人間の原理原則を理解することによって、トレードで勝てない根本的な原因が見えてきます。

まずは、「己を知る」ことが、スーパートレーダーへの第一歩なのです。

 

 

M+M+M???????

 

3つのMはトレードで成功するうえで、絶対に欠かすことができない要素であることは説明しましたが、
大前提として、この3つのMは足し算ではありません。掛け算です。

M×M×Mなのです。

つまり、どれか1つが0であれば全て0になってしまうのです。

多くの人が、このことについてあまり理解していません。

この現象は、初心者よりもある程度トレードについて勉強した中級者に当てはまります。

掛け算であることを忘れ、どれか1つに突出して勉強する時期がトレーダーには必ずあります。

そして、最も突出しやすいのがMethod(手法)の部分です。

ネットでトレードで稼ぐ方法を調べたら、ほとんど手法に関することしか出てきません。

ネットで情報を収集すればするほど、自然と手法に偏っていくのです。

3つのMは掛け算なので、手法ばかり追い求めて他のMが0であれば、当然トレードで勝つことはできません。

しかし、大半のトレーダーはそこで他のMを追及することなくまた別の手法を探し続けてしまうのです。

こうしてトレーダーの負の循環が完成するのです。

もし、あなたがこの負の循環に陥っていると自覚があるのなら、まだ改善することは可能です。

本当にやばい人は負の循環に陥っていることすら自覚なく、「聖杯は必ずある」と信じてやまない人です。

負の循環から抜け出すための第一歩は、自分が負の循環に陥っていると自分自身で自覚することなのです。

この自覚をしっかりしないと、永久に抜けだすことはできませんよ。

 

まとめ

トレードで成功することがなぜここまで難しいかというと、人間の本能に逆らっているからと言っても過言ではありません。

損大利小のメカニズムを完全に消し去ることはできませんが、共存してうまくやっていくことはできます。

そして、3つのMを本当の意味で理解しなければ、トレードで成功することは、夢のまた夢となってしまいます。

3つのMは掛け算であり、足し算ではないことをしっかりと理解して、自分の学習内容が、一点に突出していないか今一度確認してみて下さい。

3つのM全てをバランスよく学習して、自分自身をしっかりと理解することが、スーパートレーダーへの最も現実的で最も近い道のりなのです。

では、今回はこの辺で!